Plan

Concept

家族で過ごしていたLDKが時を経て、大半の時間を一人で過ごす場所となり、そこを新たに生活の中心の場となる様にリフォームする計画。

一人で使用するには広過ぎる空間を、動線の無駄を無くして、また使わない場所が無い様にしたいと考えた。

そこで空間をメインとサブの2つに分けて考え、それぞれの空間は既存の柱や梁を残す事でそれらが境界となる様に配置した。

メインスペースは部屋の中心で、リビングダイニングとして日常生活を送る場所でもあり、来客時や帰省した家族と過ごす場所です。サブスペースは書斎や収納等で、メインスペースを囲む様に配置しており各スペースの裏側となるので来客時にも見えにくく、プライベートな空間となる。

また各スペースへは行き止まりが無くどこからでもアクセス出来て、回遊出来る動線となっているため、使わない場所(立入らない場所)ができず無駄なく室内を使う事ができる。

また屋外は、南東面の軒下をテラススペースとして、光を通す素材で外部と仕切りをする事で、室内に自然光を取り入れながら外からの視線を届きにくくし、今まで積極的に使用出来なかった外部空間を有効活用できるように考えた。

そこに住む家族の変化と共に家のあり方も変わっていく。その変化を受け入れてまた新たな生活がスタート出来る様な場所となれば嬉しい。

 

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